途上にて

過去と未来の交差点

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

葛藤

人は常に引き裂かれる。理想と現実、わたしと他者、個人と社会、成長と退行、自立と依存、自由と保護、真実と嘘、真逆の概念の間で、人は常に葛藤にさらされる。どちらかというわけではない。われわれは、矛盾する概念の間を、常に行ったり来たりしているも…

憂鬱

僕の経験からして、憂鬱な気分の背後には、怒りが隠されている。怒り、イライラ、攻撃性、そういったものを抑圧している。なぜ抑圧するか、それはそういった感情は、よくないものである、と思っているからだ。 憂鬱な感情は、従順に生きてきた人間の行き詰ま…

理想と現実

悩みの正体は、理想の自分にしがみついている、ということだと思う。 そのことを逆から言えば、現実の自分を嫌がって拒否している、とも言える。 理想の自分を諦めた時、人は人格的に死ぬ。 夢や希望、理想を諦めた時、残りの人生は消化試合と化す。 僕らの…

人生とは

人生とは、この問いなくして人生ははじまらない。そんなことを考えなくても、もちろん人は生きてはいける。命が続くという意味においては、今この世に生きている全ての人が人生に成功してる。生きていられる限り、何も問題はないのである。 ところが、なぜこ…

劣等感

僕はときどき、自分がとてもダメな人間のような気がして、ひどく気が重くなることがある。ここ最近も、正直言うと、そんな状態が続いている。 自分を責める癖と、自分は他人に受け入れられないという感覚は、僕のこれまでの一生を支配している。なんとかして…

わたしであるということ

人はみな、大切にされなければいけない。 大切にされなければ、人は正しさに逃げ込む。あいつはどうだとか、こいつはなんだとか、おかしい、正しい、間違ってるだなんの、そんな合戦がはじまる。この世に、すべての人間を統べる、こうあるべきだ、ああすべき…