途上にて

過去と未来の交差点

友へ

こんな僕にも、友達と思ってる人はいくらかいる。僕は臆病だから、配慮とか心配の名の下に、真正面から立ち入ることはなかなか素直にできないけど、とても大切に思ってる。僕にとって、友達は、他者でありながら、僕のかけらだ。僕と友の間に重なり合うものがあるから、他者でありながら、他者ではない、それが僕の感じてる友である。

 

異性は友達になれるかどうかと、そういう問いは時々聞かれるけれど、僕の答えはイエス。男とか、女とかの上位の概念に人間があることは誰もが反対はしないだろう。それと同じで、僕にとって、恋人の上位の概念が友達だからだ。恋人は、排他的な男女関係、最優先を望む関係なら、友達はその人の幸せを包括的に望むこと。

 

僕には異性の友がいる。あなたは友だよ。あなたの幸せを願ってる。あなたは、たくさん傷ついてきた。傷ついてるとさえ、訴えることなしに。人に自分の気持ちを訴えることさえ、引け目を感じながら、たった1人で、これも自分が飲み込むべきことと耐えながら。誰が悪いってことではない。あなたは、辛かったし孤独だったよね。僕は、あなたの力になれなかった。

 

 

でも、いまね、僕は賢くなった。僕は成長した。余計なプライドもだいぶなくなった。僕自身が、カッコつけてる場合じゃない、そういう状況に触れた。僕は、あなたと、ほんとに目線を合わせて、語ってこれなかったのかもしれない。僕は、どこか、僕の上昇志向の中で、人が隣で傷ついてることさえ、気がつかなかったのかもしれない。

 

あなたに言いたいことは、2つだけ。その2つは同じこと。

 

 

あなたが、あなたの幸せに手を伸ばすことを、僕は応援します。それが僕の望みだから。だから、あなたがもし、僕の力を必要とするときは遠慮なく言って欲しい。それが僕の望みだから。

 

 

それと、同じように、これが僕が言えなかったことだけど、僕もあなたの力を貸して欲しいってこと。僕がもし、今後迷い弱気になるなら、あなたも僕を力づけて欲しい。それが、友だと思うから。

 

あなたにそういう風に、言えなかったのは、僕の弱さ、傷つきたくない、そういう弱さ。

 

 

わたしの人生に挑んだら、人は少なからず傷つく。

 

  

僕の人生を、心から応援してほしい。

 

 

僕のことを肯定してほしい。

 

 

僕の力になってほしい。

 

 

僕は、こわくても、自分の信じる方向へ、さらに一歩踏み出そうと思ってるから。